日本独特のはきもの・・・竹内秀樹

下駄は世界に類をみない日本独特のはきものである。

下駄の特色は乾燥しやすい木を使って、地面からわずかに高く足を置いて、靴のように足の甲をけっして包み込まず極めて通風がよい。

足の通風を保つ点ではワラジ、ワラグツも同じである。

日本人がゴム長靴や謬」鋳
 モース先生のスケッチ(左茶の湯の先生宅玄関の下駄箱,右高貴の老婦人の足)
あみあげ靴のような足を包み込むはきものをつくらなかったのは、長靴のように湿気でベトベトになることを避けるためである。

このためむかしの日本人は水虫になやまされなかった。

ところが明治になって欧米の軍隊様式をまねて、長靴の生活を始めてから、たちまち足は水虫の巣になってしまったのである。

いつも地面がぬれている雨の国で泥の国日本では、西洋の靴のように直接地面に接するはきものは不潔であり、不適なのだ。

下駄が地面から離れているのは、家の床が縁の下をはさんで高床になっているのと同じ原理である。

竹内秀樹

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このページは、-が2015年7月21日 15:58に書いたブログ記事です。

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