豊かな国土の自然にはぐくまれた日本民族

光と水と土と緑の、この豊かな国土の自然にはぐくまれた日本民族がこの恩恵になれて、長い歴史の間になぜ怠け者の国民にならなかったのか。

それは日本が天災国日本だったからである。

日本は古来から「地震、雷、火事、おやじ」といわれるほど宿命的な天災を風土として与えられていたのである。

せっかく丹精こめた秋のとり入れも、台風一過、根こそぎ失われることもある。

農民はその翌日から営々として立ち上がらねばならぬ。

常に存在する災害の脅威が人々に貯蓄心を覚えさせ、それに対抗するためのさまざまの知恵を生んだのであろう。

このように日本の風土は光と水といった「慈母の恵み(天恵)」と父親のきびしいムチにも似た「厳父の戒め(天災)」とが同時に用意されて、活気と刺激に富む、勤勉な国民性をつくりあげてきたものと思われる。

竹内秀樹

このブログ記事について

このページは、-が2015年7月18日 14:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「200カイリ経済水域の設定・・・竹内秀樹」です。

次のブログ記事は「日本独特のはきもの・・・竹内秀樹」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.10